
世界最大のバイナンスが日本にとうとう来るのかな。日本円で多くのアルトコインを取引できるしいい感じだな。
バイナンスが日本上陸すると以前より使い勝手が落ちる可能性があるので、実は嬉しくないニュースかもです。

✅本記事の内容
バイナンスが日本の取引所を買収し上陸することで、今後考えられることのお話
✅本記事の執筆者
仮想通貨歴5年
2018年1月よりバイナンス利用中
2022年11月30日にビッグニュースが報道されました。
そう、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスが、日本の桜サクラエクスチェンジを買収したというもの。
この買収により、バイナンスが日本に上場することが明らかになりました。
世界最大の仮想通貨取引所が日本に上陸すると、日本国内の取引所にある多い数のコインを取引できるようになるので、一見嬉しいニュースのように思えます。
ですが、実はそこまで単純なものではありません。
どうしてなのか、詳しく解説してきます。
【前提】Binanceは世界最大の取引所

バイナンスは仮想通貨市場で世界最大の取引量を誇る海外の取引所です。
CEOはチャンポン・ジャオ氏で、twitterなどで見たことがある人も多いでしょう。
基本的にCZと呼ばれることが多く、SNSで仮想通貨関係でCZと話していれば彼のことで問題なしです。
世界最大規模なので、先日破産したFTXよりも大きな取引所というわけ。
それほどの規模の取引所が日本に上陸となれば大きな変化を生むのは自然なことです。
買収にあたって、新規日本人ユーザーは登録不可で、既存のユーザーのみ利用できるようです。
サクラエクスチェンジは日本の取引所
サクラエクスチェンジは2017年に設立された日本の取引所です。
代表は千野剛司氏が務めています。
✅著書はこちら
サクラエクスチェンジの取り扱い銘柄は11種類です。
BTC | BCH | ETH | ETC |
XRP | LTC | MONA | XEM |
XYM | ADA | COT |
取り扱い銘柄数は多いですが、5年仮想通貨をやっている僕としては正直少しマイナーな取引所という印象。
とはいえ登録されている取引業者なので、安心な取引所といえます。
Binanceがサクラエクスチェンジを買収!? 日本上場するとどうなる?

結論:使い勝手が悪くなると考えられます。
なぜなら金融庁の規制をモロに受けるから。具体的には取り扱い銘柄の減少、レバレッジ2倍などです。
このように日本に上場するので、バイナンスだけ日本の法律を無視することはできません。
となると上記のような対応が取られた結果、使い勝手が大幅に落ちると考えられます。
規制を受けたバイナンスを使う魅力は大きく減りそうです。

海外の取引所だから日本の法律は関係なかった
日本人ユーザーも多いバイナンスですが、本社が日本にないので日本の法律の影響を受けることはありませんでした。
特に取り扱い銘柄が多いバイナンスはそれだけ儲かるチャンスがあるので、銘柄が多いのはメリット。日本にはホワイトリストがあるせいで上場できる銘柄の数が規制されるので、どうしても儲けるチャンスは海外取引所よりも劣るのが実情です。
そんな状況でも、本社機能が日本になく規制を受けることがないため、問題なく日本人も利用することができていました。
ですが、日本に上場するとなると話は変わります。
バイナンスだけ日本の法律を無視することはできないからです。
となると、銘柄、レバレッジ減少は当然の流れで、使いにくさは現在よりも格段に落ちてしまいます。
金融庁がBinanceへ警告した過去も
実は過去に金融庁がバイナンスに対して警告を行なっているのです。
上記の通りで、2回も警告を行なっており、金融庁がバイナンスを規制しようとしているのは明らかです。
もちろん、日本国民の資産を守るためという理由があるので仕方のないこと。
実際にFTXの件でも、金融庁のおかげで日本人ユーザーは救われる可能性が出てきていますよね。
ですが、仮想通貨を取引する魅力の1つとして「アルトコインで儲ける」というのもあります。
暴騰に乗れたら、数千万や億の資産を築ける可能性があるからです。
ですが、日本ではホワイトリストの影響でそのように暴騰する銘柄に乗れる可能性が必然的に下がります。
となると、バイナンスを使う魅力もある意味なくなってしまうといえるでしょう。
他の海外取引所の利用も検討すべき
他の海外取引所の代表的なのはこのとおり。
上記の2つで、SNSでみることも多いでしょう。
日本人も多く利用しているので、上記2つを開設しておけば間違いありません。
アルトコインの銘柄が多く、バイナンスに上場前の銘柄も多数存在しています。
バイナンスは世界最大の取引所であるがゆえ上場も簡単ではないのですが、上場した場合暴騰することも多く1つのハードルと考えられます。
したがって、上記2つの取引所で先に仕込んでおくのも戦略としてアリですよ。
日本の取引所を開設しておこう

世界最大のバイナンスが使えなくなると、何が起こるかわからないから。
最悪、出金停止などもありえます。
未来のことは誰にもわからないので、何が起こっても対応できるように日本の取引所口座は複数持っておくのが最適です。
先日のFTXのように急になにかが起こるのが仮想通貨の世界。
そのため、入念にリスクヘッジをしておくのは自己防衛にもつながります。
おすすめの国内取引所3つ
こちらのとおり。
>>詳しくは別記事の【厳選】仮想通貨の取引所のおすすめ3つ【知らずに使うと損します】で解説しています。
海外取引所には手数料を抑えつつ、早く送金できるリップル(XRP)が最適でして、コインチェックでもいいのですが、割高なためリップルで送金する魅力が減少してしまいます。
だから、手数料を抑えて購入できるbitbankを利用するのがおすすめです。
まだの方はサクッと開設して、すぐに対応できるようにしておきましょう。
結論:バイナンスの日本上場は嬉しくないニュース

再度まとめると、バイナンスの日本上場は一見嬉しいビッグニュースに思えますが、実はそうでもありません。
日本の規制を受ける必要がある以上、今まで通りの使い勝手は期待できないからです。
とはいえ、これは現状での推測にしかなりません。
CEOのCZ氏の動きで状況もよくなる可能性は十分あるので、今後の動向には注目しておきましょう。